皆さん、子どもの頃、よく噛んで食べなさい!って言われた経験はありますか?絶対ありますよね。私もいっつも言われていました。
しかし、最近になってふと疑問に思った事があって、この「よく噛んで食べなさい」って、実際なんの意味があってそんなこと言うのだろうと。
まぁ、一つは消化の関係かなとは思いますよ?よく噛んで食べれば細くなって、消化が良くなるのだなと。しかし、調べていくうちに、よく噛んで食べる事において、消化だけでなく「唾液」効果も同時に得られるのだと分かりました。
といいますか、その「唾液」のお陰で「消化」自体を促進すると言った方が分かりやすいと思います。更には、よく噛んで食べる事により満腹中枢が刺激され、少量の食事でもお腹が満たされる感じ になるので、ダイエットにもオススメみたいですよ♪
今回、皆様にはこの「唾液」についてもっと知って頂きたいと思いますので、御紹介します。
唾液について
まず初めにこの「唾液」ですが、調べによると成人の方で1日約1ℓ~1.5ℓ分泌しているそうです。
この情報だけでもビックリしますよね。
そして先ほどの話ですが、食事する際、よく噛んで食べましょうと言われるこの意味とは、「唾液」を出す為にも言われているんですね。
この「唾液」には口内の食べかすやバイ菌などを洗い流す浄化作用もあるのです。
一昔前、人は今と違う食文化でした。昔は繊維質が多く自然そのままの物を食べる事が多かったので、歯磨きをせずとも「唾液」で清潔に保たれていたそうです。
現在は、柔らかいものばかりの食事が多い為、さほど「唾液」も出ず、更に唾液だけでは洗浄できない状態なんです。ですので歯磨き自体が大切になっているんですね。
このように口内の状態(虫歯や消化など)の助けとなる「唾液」ですが、実はまだまだこれだけでは無いのです。
「唾液」自体には2つの種類がありまして、サラサラした唾液とネバネバした唾液です。
そして、このサラサラした唾液とネバネバした唾液のそれぞれの効果も実はありまして、サラサラしている時は副交感神経が優位に、ネバネバしている時は交感神経が優位になっている状態です。
簡単にご説明いたしますと、リラックス状態になり気持ちが落ち着いている時などに優位になる副交感神経。この時「唾液」はサラサラ唾液になります。
一方、興奮状態や緊張している時などに優位になる交感神経。この時「唾液」はネバネバ唾液になります。基本、食事している時も副交感神経が優位になりますのでサラサラ唾液になりやすいって事なんですね。
あと、赤ちゃんを想像してください。赤ちゃんはいつもサラサラの唾液で、溢れるほどの量ですよね。
赤ちゃん自身はとてもリラックス状態が続いており、基本的に副交感神経の方が優位になっている時が多いです。唾液が多いので口臭も全く気になりませんよね。
更に、唾液には以下8つほどの作用があると言われています。
唾液の8つの作用
①消化作用
唾液に含まれるアミラーゼという酵素がでんぷんを消化する作用
②味覚作用
食材の味を感じやすいように味覚物質を溶かす作用
③潤滑作用
口の中の食べ物を唾液で濡らす事で、喉を通りやすくする作用
口の中を潤し、声がよく出る発声を滑らかにする作用
④抗菌作用
唾液に含まれる抗菌物質が、粘膜を保護する作用
⑤再石灰化
脱灰により溶け出した歯を修復する作用
⑥緩衝作用
口の中のPH(水溶液中の水素イオン濃度を表す指数)を一定に保って
細菌の繁殖を抑える作用
⑦自浄作用
口の中の汚れを唾液によって洗い流し綺麗にする作用
⑧保護作用
舌や口の中の粘膜を潤し、乾燥から保護する作用
ドライマスクになるとこの作用が働きづらく苦しい
このように「唾液」1つとってもこれだけの作用があるという事を皆さん覚えてください。
よく噛んで食べて、唾液をたくさん出せるように日頃から心がけてみては如何でしょうか?
因みに私は、レモンと梅干しをギュッと潰して口に頬張るイメージをしただけで唾液がかなり出てきます。笑
そしてこの「唾液」なのですが、冒頭でも言った通り成人で1日に約1ℓ~1.5ℓも出ているとの事ですので、やはり「水分」が必要になります。
別記事の「水の力」にも記載しておりますが人間には絶対的に「水分」が必要不可欠です。こまめに水分補給して体に水分を浸透させてください。
そして、「唾液」も出すように心がけて下さいね。
橋本流健康美容神経整体
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