水・白湯の力

さて、今年は特にインフルエンザが流行った年でしたね。

冬の時期が近づくと風邪をひきやすかったりインフルエンザに感染したり、それこそ肩こりや腰痛や頭痛などの痛み等も出てきやすいです。

これらの症状の共通点としまして、実は「水分」にも関係しております。しかし、水分補給と聞くと一般的には喉が渇いた時や、暑い夏の日や汗をかいた時、それこそ風邪をひいた時だけに補給する人が多いと思います。
それだけではダメです。年間通して水分補給は常に人間の体にはとても必要なのです

「私は結構お茶も飲んでるしジュースも適度に飲んでるし大丈夫」と安心している方もいるかもしれませんが、お茶やジュースやコーヒーなどでは十分な水分補給にはなりません。
はやり何が一番良いのかと言いますと「水」です。水を飲むのが一番良いのです。

水を飲むと特に女性の方でしたら、「むくみが気になるから飲みづらいなぁ」などと言った意見も聞きますが、それは恐らく「水の飲み方」に原因があるのではないかとみています。
今回はその「水」の正しい摂取方法と「水」の効果についてご紹介致します。

そもそも人間の体は成人の体で約60%の水分でできています。胎児ですと90%、乳児は70%
幼児で65%、高齢者55%と人間の体には水分は欠かせません。血液は勿論、筋肉や骨、更に皮膚や脳など各器官ですら水分でできています。

体の水分が不足してしまいますと、脱水症状だけではなく、その各器官の機能が低下してしまい様々な症状が出てしまいます。
冒頭にも言ってありますように風邪やインフルエンザなどの症状もこの水分不足が原因です。

日常的に出てしまう痰(たん)や鼻水。これは実はかなり重要な役割をしているのです。皆様、繊毛細胞(せんもうさいぼう)という言葉を聞いた事がありますか?

この繊毛細胞とは字の如し繊細な毛の細胞なのですが、人の鼻や口の奥にある気管の奥にこの繊毛細胞があります。容姿としては、細かい触手のようなイソギンチャクのような。
この繊毛細胞が常にウネウネ動き、外部からウイルスや菌が体内へ侵入してきた際に粘液でつかみ取り、それを痰や鼻水として体外に出してくれるのです。

しかし、日頃から水分補給を怠っていますとこの繊毛細胞の機能(粘液の機能や動き)が極度に低下してしまい、外部からのウイルスや菌をうまくつかみ取ることができず、体内へ侵入し感染しやすい体になってしまうのです。

風邪やインフルエンザは、免疫力の差だけではなく、このように水分も関係しているのを皆様覚えておいてくださいね。

そして、例えば血液の水分量は約8割~9割を占めています。細かく言いますと血液の半分以上は血漿(けっしょう)という液体でして、この血漿の91%は水分でできています。

そして血液は体の隅々まで酸素や栄養、更にはホルモンなどを運ぶ重要な役割を持ち、更に老廃物や過剰な物質を運び出し、体外に排泄するという大切な働きをしています。
その血液の水分が不足してしまいますと・・・?

もう分かりますよね。血液の循環が悪くなると言うことは、各器官や各臓器の機能をまでも低下させます。よって、肌の乾燥やらニキビやら、目の下のクマやシワなどの細かい症状も出てきます。大きな症状としましては、臓器の低下も考えられることから、肩こり、腰痛、頭痛と言った症状も出てくるのです。

次に、女性が特に気にしている便秘。この便秘の一つの原因としても水分です。
そもそもこの便(糞)自体も、約6割が水分とされています。
便を形成するのに水分が必要なのです。

いくら食物繊維を摂取したりしても水分が不足していますと十分に形成されず、便として排出できません。便は体の老廃物や毒素をも出してくれる非常にありがたいものです。
この腸内環境ですら、きちんとした分量の水を摂取しておけば、体は芯から健康になります。

さて、ここで本題です。

では「水」の正しい摂取方法とはいったいどのような飲み方なのか?
まず、一度に水を大量に飲みすぎると細かい細胞内へ水分が行き渡らず細胞外へ余分な水分として蓄積されてしまい、それがむくみの原因になったりします。
更に、水の多量摂取は「水毒症」という恐ろしい症状なども出ますのでご注意を。

水の摂取量は人の体重によって異なりますが、目安として1日1.5ℓ~2ℓくらい飲めれば十分です。
最初、水を飲むのに抵抗があり苦手な人でも最低でも、朝起きてから
飲む➡︎空腹時に飲む➡︎お風呂上がりに飲む➡︎就寝前に飲む。
と最低この4回は飲むようにしてください。

慣れてきたら、仕事中でも飲める環境があれば10分~15分置きに一口飲むなど、常に喉が潤うイメージで飲んでいただけたら幸いです。
難しく考える必要はないのですが、多量摂取(一度に多く飲むなど)にだけは注意してください。
冬場など、寒い時期でしたら白湯を飲んでください。
水でも白湯でも、ちびちび飲んで人間には常に水分が必要なのだと理解してください。

今回はこの「水」についての紹介を致しましたが、この記事を読んでくださった方、「水」に対する意識が少しでも変わってくてくれたと思います。
何度も言いますが、「水」は体にとって本当に必要なものです。
ご自身の体を芯から健康にしてくれる大切なものです。


橋本流健康美容神経整体

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