条件反射

こんにちは。皆様は「条件反射」についてどこまで知っていますか?我々も専門としてはいないのでそこまで詳しくはないのですが、今回はこの「条件反射」について色々と面白い話をしたいと思います。そもそも「条件反射」とは。
簡単な例に挙げますと・・・⬇️⬇️⬇️

条件反射の例

梅干しやレモンなど、すっぱい物を見ると唾液が出てしまう。
(これは、梅干しやレモンなどのすっぱい物を口にすると、唾液が出てくるのを覚えてる為)
 
会社や自宅などで、電話がなると瞬時に反応してしまい、手を伸ばして取ってしまう。
(これは、電話を早く取らないと切れてしまう可能性や、要件を伝えてくるものだと知っている為)
 
会議や勉強などで、退屈な時間に直面してしまった時、眠気がくる。
(これは、退屈なので刺激が少ないという事を知っている為)
 
このように、条件が付いて反射してしまうので、「条件反射」となります。
そして、有名な実験で『パブロフの犬』という話があります。
 
①犬にベルの音を聞かせる
     ↓
②犬に餌を与える(食べながらよだれが出てくる(無条件反射))
     ↓
③しばらく「①と②」を繰り返し、「条件付け」をしていく
     ↓
④犬は、ベルの音を聞いただけで餌が貰えるものだと思い、よだれが出てくる
 
『この実験から、条件反射という反射現象を発見したという。』
 
簡単に説明しますと、この犬は目の前に餌がまだ来ていないのに、ベルの音を聞いただけで餌をもらえる事を覚えていたので、よだれが出てきてしまったという反射現象です。
この実験の話を知った時、私はあるもう一つの実験の事を思い出しました。これも実話で、今じゃ考えられない話なのですがこれも敢えてお話しさせて頂きます。少々残酷なお話しですが。
大昔、ナチスの実験で行われたお話です。当時ナチスの囚人(捕虜)を何人か集めて「これから処刑を執行する」と伝え、ある実験をしたと。
 
その内容は・・・⬇️⬇️⬇️
①囚人(捕虜)を椅子に座らせ、目隠しをする
     ↓
②注射針を刺して、そこから本人の血を一滴ずつ抜いて垂らす
血を抜き落ちた時の音も聞こえるくらい静かな部屋なので、本人にも周りにも音が聞こえる
     ↓
③時間が経つにつれ少しずつ弱ってくる
     ↓
④その後、痙攣を起こし最終的には死亡した
 
実験というものの、本当に一人はこのように処刑されてしまいました。それを他の囚人(捕虜)達は目の前で目撃していた為、恐怖を感じてしまいました。
「次はお前だ。」そう言うと次の囚人(捕虜)を同じく目隠しをし、先程と同じ流れを行いました。しかし、実はここでは先程とは若干違う内容で行ったのです。
 
その内容は・・・⬇️⬇️⬇️
①先程と同じく、囚人(捕虜)を椅子に座らせ、目隠しをする
     ↓
先程とは全く違う、偽物の注射針を刺し、まるで自分の血が本当に一滴ずつ落ちていくかのように水を一滴ずつ垂らし、落ちる音も同じような音を出した
     ↓
③時間が経つにつれ少しずつ弱ってくる
     ↓
④その後、ほぼ同じ時間で痙攣を起こし最終的には死亡した
 
皆さん、分かりましたか???この実験、明らかにおかしな点がありますよね。最初の1人目は本当に本人の血を抜き(要は出血多量)で死んでしまった訳なのですが、2人目では実際には本人の血は抜かず、水を一滴ずつ垂らしていただけなのに、最終的には死亡してしまったという。
 
ここで先程の『パブロフの犬』の話を思い出して欲しいのです。
先にに①ベルの音を聞かせ、その後②餌を与えるという流れ(①と②)を繰り返すことによってこの犬は、ベルの音を聞いただけでよだれが出てきてしまったという実験。
 
そして今回のこの囚人(捕虜)の実験。2人目の人は1人目の処刑方法で死亡してした事を目の前で目撃しました。この時点で、血を一滴ずつでもある程度の時間が経てば確実に死んでしまうんだなという事実(条件)が当然ながらこの2人目の囚人(捕虜)に植え付けられてしまいました。そのまま自分も先程の椅子に呼ばれ、1人目と同じ処刑をされるのだなと確信し、実際には水を垂らしていただけなのだが、本人はすっかり自分の血が流れているのだと思い込み、最終的には
1人目と同じく死亡してしまったという。
 
今の二つの実験『パブロフの犬』と『ナチスの囚人(捕虜)』は若干種類は違うかもしれませんが、どちらもとても似ている物だと私はみました。
何が言いたいのかと申しますと、人間は「概念」の一つで体の事も心境ですらも変わってしまうという事です。先程の『ナチスの囚人(捕虜)』のお話にしても、2人目の人は目隠しをされ注射針を刺され、血を抜かれるものだという「概念」が備わってしまった為、自ずと本人も死亡に繋がってしまったのではないかなと思いました
 
ここで一旦、少し話を戻してみます。
「条件反射」という反射。実はもう1つの反射として、「無条件反射」という反射もあります。
「無条件反射」とは読んで字の如し、無条件(自分の意思とは無関係)に反射してしまう現象の事を言います。
例に挙げますと・・・⬇️⬇️⬇️
 
舌の奥を刺激すると、嘔吐してしまう
(これは、異物や食べた物などを喉に詰まらせないように吐き気を促す為)
 
目にゴミや異物が入った場合、とっさに目を閉じて涙が出る
(これは、それ以上に目にゴミや異物が入らないように目を閉じて涙で流す為
 
転びそうになった時、思わず手を出してしまう
(これは、顔や頭を大怪我から守ろうとする動き)
 
このように、自分の意思とは反して勝手に反応してしまう事を「無条件反射」と言います。
①のように舌の奥を刺激した際に「オエェ!」ってなるあの現象でさえ、自分の意思でできるものではないですよね?
しかし、このように「条件反射」と「無条件反射」の反応は、我々人間にとってもかなり重要な反応でありますし、何より素晴らしいですよね。
喉に詰まらせないように吐き気を促してくれたり、転んだ時に大怪我をしないよう自然と手を出してかばったりとか。
生きていく為の反応だとしたらこれは人間にとって本当に素晴らしい反応だと私は思います。
 
さて、私が今回のこの記事で皆さんに本当に伝えたい事はここからです。
先程の『ナチスの囚人(捕虜)』のお話ですが、あの実験で私がわかった事。それは、人間は頭で思った事や念じた事で、遂に死ぬ事も出来るものなのだと。だとしたら、その逆もあるのではないか。
この世には右もあれば左もある。上もあれば下もある。気持ちで死ぬ事が出来るのなら、その逆で、すべての病とは限らなくても治す事も出来るのではないかと。
仮に、めちゃくちゃお腹が痛い人がいたとして、その人に「これ、腹痛にかなり効く薬だから飲んでみて」と薬を渡して飲ませると、多分治っちゃうんですよね。
例えその薬が、ただのビタミン剤であっても。これも1つの意識(概念)で、この薬は腹痛にかなり有効で、効くのだなと思いながら飲んだ事によって治ってしまうものなのでしょう。
 
病気という字。そして「病は気から」とは昔から聞きますが、本当にそのような気がします。全ての病を治せるわけではないかもしれませんが、一段に否定できる物でもないと思います。
本来人間が持っているパワーはあなどれません。
自分の体をもっと信じ、「気」で作った「病」なら、「気」で治る事を私は信じています。「神経整体」を通して心身ともに健やかであれ!!!
 
 

橋本流健康美容神経整体

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